小型株は大型株のリターンを上回るのか?小型株と大型株を購入して確認してみた

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株式市場を研究している学者があるパターンを見つけた。

そのパターンとは、非常に長期で見ると「小型株」のリターンが「大型株」のリターンを上回る傾向が強いというものだ。世に言う小型株効果と呼ばれるものだ。

そのことを確かめる訳ではないけども、2020年10月29日に大型株として「鹿島建設」「積水ハウス」「三菱UFJフィナンシャル・グループ」を購入した。そして、小型株として「日本証券金融」を購入した。

その取引結果は、以下の通りである。

鹿島建設に関しては、1,112円で100株購入。2021年4月13日時点の株価は1,555円となっており、39%の評価益となっている。

積水ハウスに関しては、1,751.5円で100株購入。2021年4月13日時点の株価は2,377円となっており、35%の評価益となっている。

三菱UFJフィナンシャル・グループに関しては、418.6円で100株購入。2021年4月13日時点の株価は586.5円となっており、40%の評価益となっている。

日本証券金融に関しては、495円で100株購入。2021年4月13日時点の株価は796円となっており、60%の評価益となっている。

非常に短期間だけども、「小型株」のリターンが「大型株」のリターンを上回るという結果であった。

今回、購入した銘柄

2020/10/29に以下の株を購入。

  • 鹿島建設(1812)
  • 積水ハウス(1928)
  • 三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)
  • 日本証券金融(8511)

鹿島建設(1812)

1,112円で100株購入。
購入時の予想PER:7.2倍、実績PBR:0.71倍、ROE(実):13.36%

最大手ゼネコンの一角。

購入時のコメント

PER:7.2倍、PBR:0.71倍と割安な指標を示している。また、配当も4.4%超えと高い。
そして、日本最大手のスーパーゼネコンという強さ溢れるブランドに惹かれて購入。

積水ハウス(1928)

1,751.5円で100株購入。
購入時の予想PER:10.5倍、実績PBR:0.94倍、ROE(実):11.54%

高級戸建中心の住宅トップメーカー。

購入時のコメント

高級戸建中心の住宅トップメーカーという安心感。また、配当も4.5%超えと高い。
いつかは、積水ハウスで高級住宅を建てられるくらい儲けれたらいいなという願望を含め購入。

三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)

418.6円で100株購入。
購入時の予想PER:–倍、実績PBR:0.33倍、ROE(実):3.28%

国内最大の民間金融グループ。

購入時のコメント

2020/10/29に購入していたが、まだまだ割安状態と判断している。また、保有残高も少ないので追加で購入。

日本証券金融(8511)

495円で100株購入。
購入時の予想PER:16.9倍、実績PBR:0.36倍、ROE(実):2.66%

制度信用取引の決済に必要な資金・株券の貸付(貸借取引業務)の最大手。

購入時のコメント

制度信用取引の決済に必要な資金・株券の貸付(貸借取引業務)の最大手という安心感。
売上が右肩上がりでかつ利益率の高さも良い印象を受けたので購入。

最後に

小型株投資で成功した人物として、「ラルフ・ワンガー」がいる。

「ラルフ・ワンガー」は、1977年に小型の高成長株に投資するAcorn Fundでファンドマネージャーや最高投資責任者を2003年まで務めて、同期間の年平均リターンとして16.3%という成績を叩き出した。

ちなみに同期間にS&P500に投資した場合は、年平均リターンは12.1%である。

この「ラルフ・ワンガー」の投資哲学は、以下の2つである。

①優秀な小型会社に投資すること。小型の会社は大型の会社よりも投資家としては魅力がある。
②大きなトレンドを押さえること。しかもT・ロウ・プライスのように単にトレンドの先導役を選ぶのでなく、トレンドから利益を受ける会社に投資すること。つまり「川下」にいて利益をつかみ取る会社のことだ。

「マネーマスターズ列伝」より引用

「ラルフ・ワンガー」について興味がある方は、以下を参照して欲しい。ラルフ・ワンガーの投資の考え方や、「小型株」で「川下」企業の良さを知ることが出来る。

今回投資した『日本証券金融』は、「川下」企業という訳ではない。それでも、今のところ僕が購入した「大型株」を上回るリターンを残している。

この結果を受けて、今度株を買う時は「小型株」で「川下」企業というのを狙ってみたい。

また、今回購入した鹿島建設・積水ハウス・三菱UFJフィナンシャル・グループ・日本証券金融を含む、持ち株の評価については以下を参照して欲しい。評価益が出た銘柄、評価損が出た銘柄について、何か特徴を掴むことが出来るかもしれないだろう。

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