ナンバーワンでない2番手の企業の株は儲かるのか?小松ウオール工業の銘柄の売買記録

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1位の2位では、天と地ほど差がある。なので、株を買うならナンバーワン企業を選ぶべきだ。そういう考えの投資家は、世の中に何人かいる。

これは本当なのだろうか?それを確かめる意味を込めて、2020年11月02日に間仕切専門メーカーで国内2位の小松ウオール工業の株を購入してみた。それと、ついでにセブン銀行の株も買い増しをしてみた。

取引結果としては、以下の通りである。

小松ウオール工業に関しては、1,692円で100株購入。2021年4月14日時点の株価は1,956円となっており、15%の評価益となっている。

セブン銀行に関しては、242円で100株を追加で買い増し。2021年4月14日時点の株価は254円となっており、4%の評価益となっている。

ちなみに間仕切業界のトップは『コマニー』という企業だ。

11月初めに『コマニー』の株価は1,116円。2021年4月14日時点の株価は1,073円となっており、もしこの株を持っていると3%の評価損となっている。

短期間の結果なので何とも言えない気もするが、2番手の企業の株を買うのも間違いではないと言えるのだろうか?

今回、購入した銘柄

2020/11/02に以下の株を購入。

  • 小松ウオール工業(7949)
  • セブン銀行(8410)

小松ウオール工業(7949)

1,692円で100株購入。
購入時の予想PER:15.7倍、実績PBR:0.46倍、ROE(実):7.78%

間仕切専門メーカー(国内2位)

購入時のコメント

国内シェア2位というのが少し気になる。
が、配当が5%超えということ。そして、キャッシュフロー状況が非常に安定していることを決め手に購入。

セブン銀行(8410)

242円で100株購入。
購入時の予想PER:12.3倍、実績PBR:1.28倍、ROE(実):12.06%

ATMサービス中心のネット銀行、セブン&アイ・ホールディングスの子会社。

購入時のコメント

2020/10/28に引き続いて、追加で買い増し。利益率も良く、配当も4%超えと良い感じが否めない。

最後に

ランチェスター戦力というものを知っているだろうか?これは、イギリスのフレデリック・ウィリアム・ランチェスターが勝ち方に関するルールを研究し分かりやすくまとめたもである。

このランチェスター戦力では、企業間における販売競争の優劣とシェア率(市場占拠率)を、以下の3つの数字で導き出している。

  • シェア率:73.9%
  • シェア率:41.7%
  • シェア率:26.1%

シェア率:73.9%というのは、「独占的寡占型」と呼ばれている。絶対的安全な地位を確立している状態である。

シェア率:41.7%は、「相対的安定値」といわれている。安全圏に入ったとみなされる状態だ。

シェア率:26.1%は、企業間の力関係を強弱で表現すると強者と弱者を分ける境目の数字と言われる。1位といっても不安定な立場で、いつ他者に逆転されるかわからない状態である。

ランチェスター戦力について興味がある方は、以下を参照して欲しい。企業の優劣とシェア率の関係を知ることが出来るだろう。

間仕切業界のトップの『コマニー』に関して、シェア率を調べてみると「シェア率:73.9%」や「シェア率:41.7%」ではなく、「シェア率:26.1%」くらいの数値だと思われる。

この業界は、1社独走と呼ばれるような企業はなさそうである。

厳しい競争が予想される2番手企業の株で儲けることが出来るのだろうか?そのことを確認するためにも、小松ウオール工業の株でしばらく様子を見てみたい。

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