日経平均が700円以上値下がりするなかで「美濃窯業」株を購入してみた

株取引(2022年) 株取引

金融引き締めによる世界的な景気減速への懸念が強まり、2022/09/26日の日経平均は700円以上値下がりしている。

最近は金融市場が荒れている感じがする。株価もまだまだ下がりそうな気がする。でも未来のことは誰にも分からない。今が底で、今後株価は爆上がりする可能性もある。

ということで判断をミスってもダメージが少ないように、比較的少額の5万円以下で購入できる株を探していたら、セラミックス・耐火レンガメーカーの「美濃窯業」を見つけたので勇気を出して株を購入することにしてみた。

美濃窯業(5356)

2022/9/26に以下の株を購入。

  • 美濃窯業(5356)
    セラミックス・耐火レンガメーカー。セメント用耐火物は国内トップクラス。

454円で100株購入。

株価指標とチャート

購入時の株価指標は以下の通り。

  • 購入時のPER(予):5.5倍、PBR(実):0.4倍、ROE(実):6.03%、配当利回り(予):4.62%

「美濃窯業」はガラス・土石製品業に分類されており、現時点でのガラス・土石製品業全体の市場平均のPERは14.86倍となっている。「美濃窯業」の今期のPER(予):5.5倍となっており、ガラス・土石製品業全体の市場平均と比較してかなりの割安状態である。

美濃窯業の株価チャート

業績の状況

「美濃窯業」の売上について、ここ10年間は年平均で約2.9%の成長となっている。また、今期の売上予想は前期比8.0%の増収となる見込みである。

当期利益については、ここ10年間は凸凹しながらも右肩上がりの状態となっており年平均で約13.4%の成長率となっている。また、今期の当期利益予想については前期比25.0%の増益となる見込みである。

当期利益の利益率について、過去10年の平均利益率は約4.7%となっている。

キャッシュフローについては、過去10年でフリーキャッシュフローがマイナスの年が4回あり、キャッシュフロー的に安定しているとは言い難い。

配当については、ほぼ右肩上がりの状態で今期は1株:21円の配当予定である。

利益の質

利益の質であるアクルーアル(税引き後利益-営業キャッシュフロー)の状況は、以下の通りである。

  • 2020/03月決算 当期利益:1,013百万円 営業CF:1,330百万円
    →アクルーアル:△317百万円
  • 2021/03月決算 当期利益:857百万円 営業CF:612百万円
    →アクルーアル:245百万円
  • 2022/03月決算 当期利益:680百万円 営業CF:1,166百万円
    →アクルーアル:△486百万円

過去3年の状況をみると、毎年アクルーアルがマイナスとなっている訳ではなかった。そのことより「美濃窯業」は、まずまずの質の利益を生み出している企業であると言える。

「消費者独占型」企業を見分ける8つの基準チェック

株式投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェットは、「消費者独占型」企業を見分けることができる8つの基準があると述べている。

「美濃窯業」について、8つの基準からみると『消費者独占力を持つと思われる製品・サービスがあるか』『多額の負債を抱えていないか』は当て嵌まると考えているが、完璧な「消費者独占型」企業と呼ぶには難しいと僕は思っている。

BPS成長率からの期待収益率

BPS成長率から算出すると「美濃窯業」は、10年後の株価は2,148.95円と想定出来る。想定通りであれば、454円で購入した「美濃窯業」株は年平均16.8%の収益率(配当除く)を叩き出してくれるはずである。

EPS成長率からの期待収益率

EPS成長率から算出すると「美濃窯業」は、10年後の株価は1,279.17円と想定出来る。想定通りであれば、454円で購入した「美濃窯業」株は年平均10.9%の収益率(配当除く)を叩き出してくれるはずである。

まとめ

日経平均は700円以上値下がりするほどに、株式市場は混乱している。まだまだ下がりそうな気がするなかで、株を買うには勇気がいる。

ので自分が保有していなくて、かつ比較的少額で買える株を探していたら「美濃窯業」を見つけた。

PER(予):5.5倍と超低PERの状態であり、配当利回り(予):4.62%も高配当の部類である。しかも5万円以下と少額で買える株なので、判断をミスったしてもダメージは少ないのかなと思っている。

また株式市場が混乱している時には、こういった買い方もよいのではとも思っている。

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