世界的な景気減速の懸念で日経平均が下落しているなかで「グランディハウス」株を購入

株取引(2022年)株取引

2022/6/15、金融引き締めによる世界的な景気減速の懸念で株価が下落している。日経平均も4営業日連続で下落している。

こういう時にこそ勇気を出して株を買う方が良い。単純にそう思ったので、栃木県など北関東を中心に活躍しているハウジング会社の「グランディハウス」株を購入してみた。

グランディハウス(8999)

2022/6/15に以下の株を購入。

  • グランディハウス(8999)

栃木県など北関東を中心に活躍しているハウジング会社、新築住宅の年間販売棟数は栃木県の住宅販売シェアでトップ。

532円で100株購入。

株価指標とチャート

購入時の株価指標は以下の通り。

  • 購入時のPER(予):5.9倍、PBR(実):0.63倍、ROE(実):10.82%、配当利回り(予):6.02%

「グランディハウス」は不動産業に分類されており、不動産業全体の市場平均のPERは14.3倍となっている。「グランディハウス」の現時点のPER(予):5.9倍となっており、不動産業全体の市場平均と比較してかなりの割安感が伺える状態となっている。

グランディハウスの株価チャート

業績の状況

「グランディハウス」の売上について、ここ10年間は年平均で約6.5%の成長となっている。また、今期の売上予想は前期比5.7%の増収となる見込みである。

当期利益については、ここ10年間は凸凹しながらも右肩上がりの状態となっており年平均で約10.6%の成長率となっている。また、今期の当期利益予想については前期比0.7%と微増な総益となる見込みである。

当期利益の利益率について、当過去10年の平均利益率は約4.1%となっている。この数値は、分譲住宅を扱う大手企業の「大和ハウス工業」「積水ハウス」と比較しても遜色のない数値である。

キャッシュフローについては、過去10年でフリーキャッシュフローがマイナスの年が6回あり、キャッシュフロー的に落ち着いているとは言えない。

配当については右肩上がりの状態で、7期連続増配中である。

利益の質

利益の質であるアクルーアル(税引き後利益-営業キャッシュフロー)の状況は、以下の通りである。

  • 2020/03月決算 当期利益:1,413百万円 営業CF:△2,546百万円
    →アクルーアル:3,959百万円
  • 2021/03月決算 当期利益:1,732百万円 営業CF:3,481百万円
    →アクルーアル:△1,749百万円
  • 2022/03月決算 当期利益:2,583百万円 営業CF:△444百万円
    →アクルーアル:3,027百万円

過去3年の状況をみるとアクルーアルがマイナスとなっている年は1回だけであった。なので「グランディハウス」は、質の高い利益を生み出している企業と言えない。でも不動産業はアクルーアルが毎年マイナスになるほど安定した業界ではない認識なので、あまり気にする必要はないと考えている。

「消費者独占型」企業を見分ける8つの基準チェック

株式投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェットは、「消費者独占型」企業を見分けることができる8つの基準があると述べている。

「グランディハウス」が、この「消費者独占型」企業を見分けるためには8つの基準に当て嵌まるのか確認してみた。結果として「グランディハウス」は、8つの基準にほとんど当て嵌まることはなかった。

「消費者独占型」企業として「グランディハウス」の株を買うことは間違っていると思う。だが株価指標(PBR・PER)で割安な状態であること、新築住宅の年間販売棟数は栃木県の住宅販売シェアでトップであるということで何かしらの優位性があると判断して株を購入することにした。

「消費者独占型」企業の4つのタイプチェック

バフェットは、「消費者独占型」企業には以下の4つのタイプに分けられると述べている。

1.長期使用や保存が難しく、強いブランド力を持ち、販売業者が扱わざるをえないような製品を作る事業
2.他の企業が事業を続けていくために、持続的に使用せざるをえないコミュニケーション関連事業
3.企業や個人が日常的に使用し続けざるをえないサービスを提供する事業
4.宝石・装飾品や家具などの分野で、事実上地域独占力を持っている小売事業

「億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術」より引用

残念ならが「グランディハウス」は、この4つのタイプのどれにも当て嵌まらないと考えている。だが上記に記載したように、株価指標や企業の優位性を信じて株を購入することにした。

自社株買戻しの有無

バフェットは、株主になった企業に対して配当よりも自社株買戻しを行うように働きかけている。その理由は、自社株買戻しをおこなうことによって企業のEPSを増加させ、また株価が非常に高い水準の時に行われても株主にとってはメリットが大きいからだと述べている。

「グランディハウス」の自社株買戻しの状況を確認してみたところ、ここ最近で自社株買戻しをしたことを確認することは出来なかった。今後に期待したいと思う。

BPS成長率からの期待収益率

BPS成長率から算出すると「グランディハウス」は、年平均13.5%の収益率(配当除く)を叩き出すと想定している。

  • BPS成長率:年8.3%
    →過去10年のBPSをもとに算出した成長率
  • 10年後の予想BPS:1,894.43円
    →前期のBPS:850.80円と上記のBPS成長率より算出
  • 期待収益率:年13.5%
    →10年後の予想BPSと購入株価:532円より算出

将来の予想EPSからの期待収益率

予想EPSから算出すると「グランディハウス」は、年平均4.5%の収益率(配当除く)を叩き出すと想定している。

  • ROE:8.1%
    →過去3年のEPSとBPSから平均ROEを算出
  • 内部留保比率:59.8%、配当比率:40.2%
    →過去3年のEPSと1株配当から利益比率を算出
  • 10年後の予想BPS:1,368.35円
    →ROEと内部留保比率から株主資本成長率:4.9%(8.1% * 59.8%)とする。そして株主資本成長率と前期のBPSから、10年後の予想BPSを算出
  • 10年後の予想EPS:111.39円
    →10年後の予想BPSとROEから、10年後の予想EPSを算出
  • 期待収益率:年4.5%
    →予想EPSと過去3年の平均PER:7.4倍から10年後の株価:824.31円とする。そして10年後の株価と購入株価:532円より期待収益率を算出

EPS成長率からの期待収益率

EPS成長率から算出すると「グランディハウス」は、年平均13.1%の収益率(配当除く)を叩き出すと想定している。

  • EPS平均成長率:10.6%
    →過去10年のEPSをもとに算出
  • 10年後の予想EPS:245.16円
    →EPS成長率と前期のEPSから算出
  • 期待収益率:年13.1%
    →予想EPSと過去3年の平均PER:7.4倍から10年後の株価:1,814.22円とする。そして10年後の株価と購入株価:532円より期待収益率を算出

内部留保による再投資の収益率

「グランディハウス」の内部留保による再投資の収益率は、年9.3%と想定している。この収益率はまずまずの数字だと僕は認識している。

  • 2013年~2022年のEPS合計額:615.30円
  • 2013年~2022年の1株当たりの配当合計額:161.00円
    →期間中の再投資額:454.30円(615.30円 – 161.00円)
  • 2013年のEPS:47.10円
  • 2022年のEPS:89.40円
    →EPS増分:42.30円(89.40円 – 47.10円)
  • 上記のEPS増分:42.30円
  • 上記の再投資額:454.30円
    →再投資による収益率:9.3%(42.30円 / 454.30円)

まとめ

アメリカの中央銀行にあたるFRBによる利上げ傾向が続き、景気減速の懸念が生まれている。これにより世界的に株価も下落傾向となっている。どこまで株価が下がり続けるのかよく分からない状況で、株を買うのは非常に勇気がいる。けれども、こういう局面で株を買えば儲けが大きくなる可能性も上がる。

ということで「グランディハウス」の株を購入することにした。株価指標(PER・PBR)も割安であるし、購入金額も5万円くらいで済むので、万が一ミスったとしても何とかなるだろう。そう信じている。

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