長年よいと信じてきたことをやめることは難しい

株の本のイメージ(2022,23年) 株の勉強

現実を受け入れることは必ずしも容易ではない。自分の利益に反することや、長年よいと信じてきたことをやめること、また自分と同じ考えの人が多くいる時に、現実を受け入れることは特に難しい。多くのアクティブ・マネージャーがインデックス運用に反対する背景には、こうした事情が潜んでいる。

「敗者のゲーム」より引用

市場に勝ち続けることの困難さとインデックス投資の有効性を指摘した投資コンサルタントの「チャールズ・エリス」は、「敗者のゲーム」となった株式市場では、優秀なプロが運営するアクティブ運用より市場平均を目指すインデックス運用のほうが圧倒的に有利だと述べている。

でも、僕は今もなお日本の個別株に投資をしている。「チャールズ・エリス」が言うインデックス運用のメリットを十分に理解しながらも、個別株への投資を続けてしまう。

なぜ、株式投資の舵を全てインデックス運用に切り替えることができないのだろうか?

多分、僕が年を取り過ぎたせいだと思う。年を取ると、正しいと思っていても変えるということをやっぱり恐れてしまう。それに株式投資の本質は、自分が良いと考える企業に投資をして配当を受け取ることだと僕は思っている。この思考から、どうしても今だに頭を切り替えることが出来ない。

僕は日本の個別株を購入したら持ち続けると言う戦略で、約20年ほど前から株式投資に挑んできた。そして2020年から、この「アホルダー」戦略で、どれくらいの成績が残せるのか記録を付けることにしてみた。

この「アホルダー」戦略で、インデックス投資には敵わないものの、ある程度の成績を残すことが出来ている。

長年のやり方で、ある程度の結果を残しているモノであれば、無理に変える必要がない。年を取ると、どうしてもこの考えになってしまう。

僕の頭が弱いだけなのかも知れない。でも、これが頑固というのか、愚直というのか、老害の味というものなのだろう。

でも最近は、ちょっとだけ勇気を出して少しずつだが全世界株式のインデックスに投資をし始めている。最近になって、ようやく老害から中年害といったところまで、自分のレベルを上げることができているのかも知れない。

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